ST_FUNC開発日記

建築構造設計Excelアドイン開発の記録

建築構造設計

断面性能の座標軸の変更

最近のReactの話からちょっと変わるが、断面性能関数の設計方針で 強軸、弱軸をX,Yとするか、Y,Zとするか。 前者は断面をXY平面と見たもの。後者は、線材をイメージして材軸方向をXとしたもの。 今回はStbAnaSectionに準じて、強軸をY、弱軸をZとすることに…

平鋼、丸鋼の断面性能

前回に引き続き、平鋼と丸鋼の断面性能関数secFlatBarとsecRoundBarを作成した。 シンプルな断面なのでよりコードがすっきり。 平鋼で気を付けるのは、 「幅」方向を「鉄骨断面の基準方向」とする。 とあるので、Z方向が幅方向となる。 H鋼や角形鋼管だと幅…

円形鋼管の断面性能

円形鋼管の断面性能を作成した。 ここでエラーが出た数値の桁は13桁なら特に問題はなかったので、それで実践することにした。 計算式で表すと、小数点以下の桁数は という感じかな。 パラメータが少ないとコードが短くなって楽。 内容としても、ほかの断面の…

組立角形鋼管の断面性能

ビルドHができたので、同様にビルドBOXについても作ってみる。 ビルドHのソースコードを角形鋼管の計算式に変えていくだけ。プロパティも一緒なので割と簡単。 角形鋼管については、Z軸まわりはY軸まわりの場合とせいと幅を入れ替えれば同じ計算式でよいので…

断面係数と断面二次半径の追加

H形鋼の断面性能で、曲げの検討に重要な断面係数と、圧縮の検討に重要な断面二次半径を追加する。 それぞれの英語名は前に見たページを参考に。 断面係数はI/(H/2)とかでもよかったが、直接計算させた。 断面二次半径はで計算する。こちらは、ほかの断面にも…

単位質量算定の追加

単位変換関数ができたので、あらためて単位質量を実装する。 前に紹介したページで英語名を見てみると・・・mass per metre。なんかそのまんまだな。 関数名にメートルと入るのは若干嫌な気もするが・・・、まあいいか。 単位質量は断面積に密度をかければよ…

単位変換関数の作成

前回話したように単位を変換する必要があるため、単位変換の関数を作成する。 ExcelにはConvert関数があるし、ほかにもライブラリはいろいろありそうだが、できるだけブラックボックスを減らすという方針なので、単位変換も自作する。 (個人的には自分で作…

組立H形鋼の断面性能

まずビルドHの断面性能を表示する関数を作成してみる。 typescriptはswitch文が使えるようなので、型の文字列で分岐させる。 switchって便利でついつい使ってしまうので(C#のswitch式とか結構好き)、Python書くときはちょっとめんどくさく感じてしまう。 …

断面性能関数の設計方針

アドインを検索していたらこんなページが出てきた。 kenchiku-kozou.hatenablog.com 断面計算やねじれは要るよねーと思っていたけど、たしかに地耐力計算もシンプルだけど面倒なので関数ほしくなりそう。 さて、まずは基本である断面性能を計算する関数を作…

建築構造設計用Excel Online アドイン計画

建築構造設計は計算用のプログラムがいろいろあるが、ちょっとした計算をするときに、Excelを使うことはよくある。 その時に断面性能や許容応力度を求める式は、数式だけでも十分作れるが、地味に面倒な計算もあったりするので(鉄骨のfbとか)それ用の関数…